病院・クリニックにおけるLINEミニアプリ活用方法|事例や導入方法とともに紹介

日本国内で月間9,300万人以上が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」は、今や様々なビジネスで活用されています。

「それなら自社でも導入してみたい!」と意気込んでも、どのように活用すればいいのか分からないという方は多いはず。

そこで、本記事では、

  • 『病院・クリニック』でLINEを活用するメリット
  • 『病院・クリニック』のLINE活用事例
  •  LINE活用ツールの導入方法

をご紹介します。LINE活用で気をつけるべきポイントも合わせてご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

尚、弊社はLINEを活用したデジタル会員証サービス『Lメンバーズカード』を開発・提供しています。既に10000名を超えるユーザーに利用いただいており、そこで蓄積したノウハウをもとにお伝えしていきます。

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『病院・クリニック』におけるLINE活用のメリット

LINEは、2022年9月末時点で国内利用者数が9,300万人を超えるコミュニケーションアプリです。

病院やクリニックにおいてLINEを活用し、集客していく場合、この「9,300万人に接触可能なプラットフォーム」である点が最大のメリットとなります。

ここからは『病院・クリニック』において、LINEを活用するメリットを詳しくご紹介していきます。

国内最大のSNSで集客できる

先述したとおり、LINEは、2022年9月末時点で国内利用者数が9,300万人を超えました。Twitterが4,500万人、Instagramが3,300万人なので、圧倒的な利用者数をほこります。

そんなLINEを活用するメリットの一つが「アカウント作成やアプリダウンロードの手間がかからないこと」です。

LINEユーザーであれば、企業やサービスのアカウントを「友だち追加」するだけで登録が完了するため、スムーズに案内が完了します。

メッセージの一斉送信やセグメント配信が可能

LINE公式アカウントでは、友だち追加をしているユーザーに対して、メッセージを一斉送信することができます。また、外部のLINE活用ツールを導入すれば、ユーザーの属性やサービス利用状況にあわせたセグメント配信も可能です。

セグメント配信はメッセージ通数の節約にも効果的

LINE公式アカウントでは、プランごとに送信できる「無料メッセージ通数」の上限が定められています。

出典:LINE for Business

こういった配信コストを削減するためにも、ターゲットユーザーを明確にして、効果的にメッセージを配信していくことが重要です。

メッセージの開封率が高い

メールマガジンの開封率は一般的に15~20%程度です。しかしLINE公式による発表によると、LINEメッセージの開封率は60%以上です。

多くのユーザーにメッセージを届けられるだけでなく、実際にメッセージを開封して内容を見てもらいやすいというメリットがあります。

せっかくメッセージを送るなら、特にBtoCサービスに強いLINEを活用するのがおすすめです。

リピート利用に繋がりやすい

LINE公式アカウントには、リピート利用を促す機能が多数用意されています。

  • クーポン機能
  • ショップカード機能
  • リッチメニュー
  • リッチメッセージ(画像タイプのメッセージ)
  • ステップメッセージ
  • 診断Botメッセージ※別途ツール導入が必要

LINE公式アカウント上で作成した「クーポン」をLINEメッセージとして配布したり、「診断BOT」を使ったおすすめメニューの紹介など、様々な販促施策が簡単に実施できます。

また、別途LINE活用ツールを併用すれば、あらゆる販促が実現するため、リピーター獲得にもおすすめです。

経費削減につながる

コスト面でも、LINEを活用するメリットがあります。

LINE公式アカウントには「自動応答」や「Bot応答」という機能があり、お客様からの問い合わせにも24時間いつでも返信することが可能です。予約受付や電話対応といった業務に割く時間も削減できます。

また、これまで紙で発行していたクーポンや会員カード、チラシなどもデジタル化することで、印刷代や紙代のコスト削減も可能です。

アプリダウンロードや面倒なログインが不要

先ほども述べたとおり、国内最大のコミュニケーションツール「LINE」を使えば、アプリのダウンロードや面倒なログイン作業が発生しません。

また、『LINEミニアプリ』という、LINEを会社独自のアプリとして開発できる機能もあります。

会社独自のアプリを1から作る場合は数百万円レベルのコストがかかりますが、LINEミニアプリを利用すれば数万円~数十万円程度で独自アプリが実現可能です。

LINEミニアプリの開発サービスは多数ありますが、弊社システム『Lメンバーズカード』は業界最安値水準の「月額1万円以内」のサービス提供を実現しています。LINE活用をお考えの方は、ぜひ気軽にご相談ください。

予約やデジタル会員証、順番待ちなどがLINE上で完結できる

また、LINEミニアプリを活用すれば、

  • 予約受付
  • 順番待ち
  • ポイント運用
  • デジタル会員証の発行

などが、LINE上で実現することも可能です。日々たくさんの時間をかけている受付・管理業務などのコストを最大限削減したいなら、LINEミニアプリの活用は非常におすすめです。

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『病院・クリニック』のLINE活用事例3選

ここからは、病院やクリニックにおけるLINE活用事例をご紹介していきます。

それぞれの事例を参考にしながら、自社ではどのようにLINEを活用すればいいのかをイメージしてみてください。

【病院】最小限の人員で安全に業務運営する、健診センターのLINE活用

出典:LINE for Business

山口県山口市で地域の企業に勤める会社員やその家族を対象に、人間ドッグや健康診断などのサービスを提供する一般社団法人山口総合健診センターは、業務効率化を目指して2019年にLINE公式アカウントを開設。

具体的なLINE公式アカウントの運用法は以下の通りです。

センター内の至る所でLINE公式アカウントを訴求し、友だち1,500人突破

年間2万人が受診に訪れる山口総合健診センターでは、LINE公式アカウント開設後、センター内の至る所でLINE公式アカウントの告知物を掲出し、友だち追加を案内。

中でも、視覚的にもインパクトが大きいデジタルサイネージでの案内は効果的で、開設から1年で合計1,500人以上の友だちが集まりました。

出典:LINE for Business

また、従来は各種健診について案内していたDM送付をLINE公式アカウントのメッセージ配信に変えることで、年間およそ40万円の経費を削減しました。

出典:LINE for Business

コロナ禍で求められる安全なセンター運営をLINEが下支え

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が全国的に広がった2020年春以降、ユーザーが来館する際の検温や感染対策の声がけなど、受付を担当するスタッフの業務量は増大。それでも、予約管理にLINEチャットを活用することで、以前のように電話対応でスタッフの手がふさがることなく、効率的な業務遂行が可能になりました。

結果、コロナ禍の前と変わらない人員数で、感染対策を徹底しながら、安全かつ円滑な運営を続けています。

参考文献:https://www.linebiz.com/jp/case-study/y-kenshin/?field_case_category_industry_target_id%5B7481%5D=7481

【皮膚科クリニック】LINE公式アカウントの「友だち追加広告×ステップ配信」で予約数120%を記録

出典:LINE for Business

ニキビ治療専門皮膚科「アクネクリニック」では、新規ユーザー数や予約数増加のため、2015年にLINE公式アカウントを開設。友だち追加広告とステップ配信を併用することで、新規ユーザー(友だち追加数)は約350%、予約数は約120%増加という成果を残しました。

具体的なLINE公式アカウントの運用法は以下の通りです。

  • LINE公式アカウントから予約を受け付けることで、受付時間を24時間に拡大しながら対応工数を削減
  • ステップ配信で来院を促進し、予約件数が120%増加

予約受付時間を24時間に拡大しながら対応工数を削減

LINE公式アカウントでは、リッチメニューに設定された予約ボタンをタップするとチャットボットが起動し、「年齢」「氏名」などの基本的な問診に回答していくだけで予約が完了。基本的に友人対応が不要になるため、対応工数を削減することができました。

また予約後のキャンセルも減少し、来院率も向上しています。

出典:LINE for Business

ステップ配信で来院を促進し、予約件数が120%増加

ユーザーの中には、潜在的な悩みを抱えている方や興味本位の方なども多くいます。ステップ配信を活用することで、予約や来院につながるシナリオを組んで、複数のメッセージ配信を自動化しました。

出典:LINE for Business
  • 1通目:ニキビの進行度について解説し、放置すると悪化していくという「放置危険度」の紹介と無料クーポンを配信
  • 2通目:対症療法になりがちなニキビの保険診療と、根本治療を目指す自由診療の違いを解説
  • 3通目:ニキビのタイプ別のおすすめ治療法を紹介
  • 4通目:患者の声や治療のビフォーアフター写真を紹介
  • 5通目:カウンセリング内容を説明した上で無料カウンセリングのクーポンを配布

参考文献:https://www.linebiz.com/jp/case-study/acne-clinic/?field_case_category_industry_target_id%5B7481%5D=7481

【動物病院】毎月配信するクーポンが集客に貢献【LINE公式アカウント活用】

出典:LINE for Business

滋賀県栗東市にあるペットホテルやトリミングサービスも完備した「こにし動物クリニック」では、LINE公式アカウント活用によって下記のことが実現しました。

  • LINE公式アカウントで経費削減に成功
  • 毎月配信するクーポンの使用率は驚異の「平均15%」
  • 急なキャンセルにもすぐに対応

LINE公式アカウントで経費削減に成功

LINE公式アカウント開設後すぐはメルマガと併用していましたが、メルマガのシステム利用料を削減するために、LINE公式アカウントへの一本化を実施。タイミングはLINE公式アカウントの友だちが一定数集まった段階です。

メルマガよりもLINE公式アカウントの方が開封率が高く反響があります。

毎月配信するクーポンの使用率は驚異の「平均15%」

「こにし動物クリニック」では診察券にポイントカード機能を兼ね備えており、各種サービスでポイントを利用できます。月初めにLINE公式アカウントからポイントプレゼントのクーポンを送ると、毎月のように利用してくれる飼い主さまがいます。約200~300人の利用者が来院時にクーポンを使ってくれます。

LINE公式アカウントでクーポンを配布することが、定期的な来院の動機づけにも繋がっています。

急なキャンセルにもすぐに対応

LINE公式アカウントでキャンセル状況を告知することで、キャンセル枠がすぐに埋まるように。午前中の早い時間にもかかわらず3分で埋まったり、ピンポイントの時間帯でも連絡がくるため、キャンセルによる機会損失が減っています。

参考文献:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-2/

LINE活用で気をつけるべきポイント

ここまで、病院やクリニックでのLINE活用のメリットや活用事例を紹介してきましたが、LINE活用において気をつけるべきポイントもあります。

  • 友だち追加を増やしていく
  • ブロックされることがある
  • 集客に効果的なメッセージを送る

上記について、それぞれ解説していきます。

友だち追加を増やしていく

病院やクリニックの利用者にメッセージを送るには、LINE公式アカウントで友だち追加している必要があります。

お得なクーポン・LINEでの予約、会員証の発行など、「友だち追加」するメリットを用意して、少しずつLINE友だち追加を増やしていきましょう。

ブロックされることがある

LINEにはブロック機能があり、簡単にアカウントをブロックすることができます。LINEメッセージを頻繁に送りすぎたり、不快に感じるメッセージを送ってしまうと、LINEブロックにつながります。

  • あらかじめ配信スケジュールを決めておく
  • 深夜、早朝など迷惑になる時間帯に配信しない
  • ユーザーにとって「お得」な情報をお届けする

など、基本的なルールを念頭に置いてLINEを活用していきましょう。

集客に効果的なメッセージを送る

LINE公式アカウントでは、配信するメッセージを自分で考える必要があります。

あくまでもユーザーが「お得」に感じるメッセージを配信できるよう、日々のメッセージを分析し、下記の点を振り返るようにしましょう。

  • LINEメッセージの開封率やクリック率
  • LINEで送信するメッセージや画像・キャンペーン内容に対する反応

できるだけ効果の高いLINE運用をするなら

弊社の提供する『Lメンバーズカード』では、ユーザーにとって「お得」な機能(予約・順番待ち・会員証・ポイント活用など)を、業界最安値水準の『月額1万円以下』でLINE上に実現可能です。

  • LINEメッセージのセグメント配信
  • メッセージの細かい分析
  • LINE公式アカウントのアプリ化
  • その他豊富な拡張機能(追加料金なし*2022年11月現在)

など、LINE活用を最大化する機能を多数取り揃えております。LINE活用にお困りの方や、LINE運用を考えている方は気軽に以下フォームからお問い合わせください。

『病院・クリニック』でLINE活用する流れ

病院やクリニックでLINEを活用するには、LINE公式アカウントを開設し、以下のステップで実際に運用していきましょう。

  1. LINE公式アカウントを開設する
  2. LINE友だちを増やす
  3. アカウントを分析してPDCAを繰り返す
  4. 予約、会員証、順番待ちなどの機能を使いこなす

LINE公式アカウントを開設する

まずは、LINE公式アカウントを開設します。

下記のLINE公式サイトにアクセスし、アカウントを開設しましょう。

https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/

出典:LINE for Business

料金プランは、まずは「フリープラン」からはじめて、必要な無料メッセージ通数が増えてきたころにプランをアップグレードするのがおすすめです。

プラン変更はいつでも可能です。

LINE友だちを増やす

LINE公式アカウントが開設できたら、友だちの数を増やしていきましょう。

LINEメッセージを配信できるのは「友だち追加」をしてくれたユーザーだけなので、様々な施策を実施していくことが大切です。

  • 受付や店頭に友だち追加用のQRコードを設置する
  • 来院した利用者に直接声かけをおこなう
  • 次回予約の受付や連絡をLINE上でおこなう
  • お得なクーポンや回数券などをLINE友だち限定で配布する
  • おまけ:LINE広告を活用する

ほかにも様々な施策があります。ぜひ自社にあう方法を探してみてくださいね。

アカウントを分析してPDCAを回しつづける

友だちの数が増えてきたら、次はリピーターを獲得していくことが重要です。

お得なクーポンの配布、定期的なキャンペーンの開催など、ユーザーが「もう一度利用したい」と思えるような販促施策をおこなっていきましょう。

また、LINE公式アカウントでは過去のメッセージや友だち追加数の推移を分析することができます。

どのようなキャンペーンが効果的だったのか、どんなメッセージがよく開封されているかなど、PDCAを繰り返しながら、根気強く最適な方法を模索していきましょう。

予約、会員証、順番待ちなどの機能を使いこなす

ある程度アカウントが成長してきたら、LINE公式アカウントに様々な付加価値をつけていくことも非常に有効です。

  • 来院予約、キャンセル機能
  • デジタル会員証機能
  • ポイント運用
  • 当日の順番待ち機能

など、LINE活用ツールの導入も検討してみてください。

まとめ:病院・クリニックのサービスを加速させるならLINE活用がおすすめ

今回は、『病院・クリニック』でLINEを活用するメリットやLINE活用事例、 LINE活用ツールの導入方法をご紹介しました。

お得なクーポン・LINEでの予約、会員証の発行など、「友だち追加」するメリットを用意して、日々の院内業務コストを削減し、より効果的な販促施策を実現してください。

「コストを抑えたLINE活用」や「病院・クリニックにおけるLINE運用」にご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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