ファッション・アパレルショップにおけるLINEミニアプリ活用方法|事例や導入方法とともに紹介

日本国内で月間9,300万人以上が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」は、今や様々なビジネスで活用されています。

「店頭での会員登録フローが大変」

「店舗とLINEを横断したCRMを実施したい」

「顧客情報や会員ランクなど、顧客管理に時間がかかっている」

「店舗で貯まったポイントを色んなシーンで活用していきたい」

ファッション業界やアパレルショップ運営において、上記のようなお悩みがあるなら、LINE活用がおすすめです。

今回の記事では、

  • 『ファッション業界・アパレルショップ』でLINEを活用するメリット
  • ファッション業界・アパレルショップ』のLINE活用事例
  •  LINE活用ツールの導入方法

をご紹介していきます。LINE活用で気をつけるべきポイントも合わせてご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

尚、弊社はLINEを活用したデジタル会員証サービス『Lメンバーズカード』を開発・提供しています。既に10000名を超えるユーザーに利用いただいており、そこで蓄積したノウハウをもとにお伝えしていきます。

>> アパレルショップの店舗DXを推進するLINE会員証ミニアプリ『Lメンバーズカード』

目次

『ファッション・アパレルショップ』におけるLINE活用のメリット

LINEは、2022年9月末時点で国内利用者数が9,300万人を超えるコミュニケーションアプリです。

ファッション業界・アパレルショップにおいてLINEを活用し、集客していく場合、この「9,300万人に接触可能なプラットフォーム」である点が最大のメリットとなります。

ここからは『ファッション・アパレルショップ』において、LINEを活用するメリットを詳しくご紹介していきます。

国内最大のSNSで集客できる

先述したとおり、LINEは、2022年9月末時点で国内利用者数が9,300万人を超えました。Twitterが4,500万人、Instagramが3,300万人なので、圧倒的な利用者数をほこります。

そんなLINEを活用するメリットの一つが「アカウント作成やアプリダウンロードの手間がかからないこと」です。

お客様がLINEユーザーであれば、企業や店舗のアカウントを「友だち追加」するだけで登録が完了。店頭での会員登録フローが短くなり、スムーズに案内が完了します。

メッセージの一斉送信やセグメント配信が可能

LINE公式アカウントでは、友だち追加をしているユーザーに対して、メッセージを一斉送信することができます。

また、外部のLINE活用ツールを導入すれば、ユーザーの属性やサービス利用状況にあわせたセグメント配信も可能です。

セグメント配信はメッセージ通数の節約にも効果的

LINE公式アカウントでは、プランごとに送信できる「無料メッセージ通数」の上限が定められています。

出典:LINE for Business

こういった配信コストを削減するためにも、ターゲットユーザーを明確にして、効果的にメッセージを配信していくことが重要です。

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メッセージの開封率が高い

メールマガジンの開封率は一般的に15~20%程度です。しかしLINE公式の発表によると、LINEメッセージの開封率は60%以上とのこと。

多くのユーザーにメッセージを届けられるだけでなく、実際にメッセージを開封して内容を見てもらいやすいというメリットがあります。

せっかくメッセージを送るなら、特にBtoCサービスに強いLINEを活用するのがおすすめです。

リピート利用に繋がりやすい

LINE公式アカウントには、リピート利用を促す機能が多数用意されています。

  • クーポン機能
  • ショップカード機能
  • リッチメニュー
  • リッチメッセージ(画像タイプのメッセージ)
  • ステップメッセージ
  • 診断Botメッセージ※別途ツール導入が必要

LINE公式アカウント上で作成した「クーポン」をLINEメッセージとして配布したり、「診断BOT」を使ったおすすめメニューの紹介など、様々な販促施策が簡単に実施できます。

また、別途LINE活用ツールを併用すれば、あらゆる販促が実現するため、リピーター獲得にもおすすめです。

経費削減につながる

コスト面でも、LINEを活用するメリットがあります。

LINE公式アカウントには「自動応答」や「Bot応答」という機能があり、お客様からの問い合わせにも24時間いつでも返信することが可能です。予約受付や電話対応といった業務に割く時間も削減できます。

また、これまで紙で発行していたクーポンや会員カード、チラシなどもデジタル化することで、印刷代や紙代のコスト削減も可能です。

アプリダウンロードや面倒なログインが不要

先ほども述べたとおり、国内最大のコミュニケーションツール「LINE」を使えば、アプリのダウンロードや面倒なログイン作業が発生しません。

また、『LINEミニアプリ』という、LINEを会社独自のアプリとして開発できる機能もあります。

会社独自のアプリを1から作る場合は数百万円レベルのコストがかかりますが、LINEミニアプリを利用すれば数万円~数十万円程度で独自アプリが実現可能です。

LINEミニアプリの開発サービスは多数ありますが、弊社システム『Lメンバーズカード』は業界最安値水準の「月額1万円以内」のサービス提供を実現しています。LINE活用をお考えの方は、ぜひ気軽にご相談ください。

デジタル会員証やデジタル回数券、イベント予約などがLINE上で完結

また、LINEミニアプリを活用すれば、

  • デジタル会員証
  • ポイント運用
  • デジタルクーポンやデジタル回数券の発行
  • 会員ランク
  • イベント予約

など、店舗運営に欠かせない機能をLINE上で実現することも可能です。日々たくさんの時間をかけている顧客管理などのコストを削減するなら、LINEミニアプリの活用が非常におすすめです。

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『ファッション・アパレルショップ』のLINE活用事例3選

ここからは、ファッション業界・アパレルショップにおけるLINE活用事例をご紹介していきます。

それぞれの事例を参考にしながら、自店ではどのようにLINEを活用すればいいのかイメージしてみてください。

【ファッション】クリック率はメルマガの5.1倍!若年層を獲得したSHIROHATOのLINE公式アカウント活用戦略

1965年創業の株式会社白鳩は、自社ブランド商品のほか、国内外のメーカーから仕入れたインナーウエア商品のインターネット販売及び直営店舗「SHIROHATO」を運営。

2015年5月には自社ECサイトのLINE公式アカウントを、2015年12月には楽天市場店、2016年11月にはPayPayモール店(現:Yahoo!ショッピング店)のLINE公式アカウントを開設して以降、デジタルマーケティング戦略の要として活用してきました。

白鳩の具体的なLINE公式アカウントの運用方法は以下の通りです。

  • 開封率が低下していたメルマガに代わる新たな販促ツールを導入したい
  • 開封率や即時性の高さに期待してLINE公式アカウントを導入
  • ブロック率を下げるため、友だち追加の導線に「友だち特典紹介ページ」を設定
  • 自社ECサイトやECモールの特徴に合わせ、アカウントごとにメッセージ配信のタイミングや訴求内容を使い分け
  • メルマガと比較してLINE公式アカウントのメッセージ配信の開封率は3.7倍、クリック率は5.1倍を記録
  • メルマガでリーチができていなかった若年層の獲得に成功
  • 2022年4~7月におけるLINE公式アカウント経由の一人当たりの合計購入金額は、同社PayPayモール店(現:Yahoo!ショッピング店)全体と比較して1.6倍を記録
  • 同社PayPayモール店(現:Yahoo!ショッピング店)の売り上げのうち約15%をLINE公式アカウントが占める(2022年7月時点)

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【ファッション】自社ポイント付与でID連携数2.6倍!ZOZOTOWNの『CFM戦略』を推進するLINE活用

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(以下、ZOZO)では、ユーザーと友だちのような関係性を築く「CFM(Customer Friendship Management)戦略」を推進し、LINE公式アカウントを通じてユーザーとOne to Oneでつながり続ける関係構築を目指してきました。

具体的なLINE公式アカウントの運用法は以下の通りです。

  • CFM(Customer Friendship Management)戦略に基づき、ユーザーとOne to Oneのつながりを構築したい
  • ユーザー一人ひとりに最適化されたメッセージ配信で、ZOZOTOWNへの訪問・購入を促し、LTV(1人あたりの年間購入金額)を向上したい
  • ZOZOTOWNのUX設計を改善し、2019年10月末から自社ポイントを付与して会員情報とLINEアカウントのID連携を促進する施策を実施
  • 「ユーザー行動」と「商品情報の更新」データを軸に、LINE公式アカウントからパーソナライズされたメッセージを配信
  • ID連携者数が2019年10月末から2.6倍(2020年7月時点)に増加
  • ID連携していないユーザーに比べ、ID連携をしたユーザーのLTV(1人あたりの年間購入金額)が高い傾向に

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【シューズ】LINE公式アカウント活用で、EC送客率がメールマガジンの約3倍に

主に女性向けのコンフォートシューズの企画から販売までを手掛ける株式会社AKAISHI(以下 AKAISHI)は、データに基づいた商品開発で人それぞれに異なる足の悩みを解消しています。2018年にLINE公式アカウントを導入したAKAISHIは、メールマガジンからLINE公式アカウントへ、プロモーション手法の中心を切り替えつつあります。

具体的なLINE公式アカウントの運用法は以下の通りです。

  • ECサイトへの流入数を増やしたい
  • スマホユーザー増加に伴い、メールマガジンに代わるコミュニケーション手段を開拓したい
  • LINE公式アカウントを開設し、クーポンなどインセンティブを発行することで友だち追加を促進
  • 画像を組み合わせたリッチメッセージを配信
  • 1年間で10,000人以上の友だちを獲得
  • 送客率はメルマガの2.81倍
  • メルマガに比べ、短期間で新規顧客の獲得に成功

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LINE活用で気をつけるべきポイント

ここまで、ファッション業界・アパレルショップでのLINE活用のメリットや活用事例を紹介してきましたが、LINE活用において気をつけるべきポイントもあります。

  • 友だち追加を増やしていく
  • ブロックされることがある
  • 集客に効果的なメッセージを送る

上記について、それぞれ解説していきます。

友だち追加を増やしていく

アパレルショップの利用客や潜在顧客にメッセージを送るには、LINE公式アカウントで友だち追加してもらう必要があります。

お得なクーポン・回数券の発行、デジタル会員証の活用など、「友だち追加」するメリットを用意して、少しずつLINE友だち追加を増やしていきましょう。

ブロックされることがある

LINEにはブロック機能があり、簡単にアカウントをブロックすることができます。LINEメッセージを頻繁に送りすぎたり、不快に感じるメッセージを送ってしまうと、LINEブロックにつながります。

  • あらかじめ配信スケジュールを決めておく
  • 深夜、早朝など迷惑になる時間帯に配信しない
  • ユーザーにとって「お得」な情報をお届けする

など、基本的なルールを念頭に置いてLINEを活用していきましょう。

集客に効果的なメッセージを送る

LINE公式アカウントでは、配信するメッセージを自分で考える必要があります。

あくまでもユーザーが「お得」に感じるメッセージを配信できるよう、日々のメッセージを分析し、下記の点を振り返るようにしましょう。

  • LINEメッセージの開封率やクリック率
  • LINEで送信するメッセージや画像・キャンペーン内容に対する反応

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  • LINEメッセージのセグメント配信
  • メッセージの細かい分析
  • LINE公式アカウントのアプリ化
  • その他豊富な拡張機能(追加料金なし*2022年11月現在)

LINE活用にお困りの方や、LINE運用を考えている方は気軽に以下フォームからお問い合わせください。

『ファッション・アパレルショップ』でLINE活用する流れ

アパレルショップでLINEを活用するには、LINE公式アカウントを開設し、以下のステップで実際に運用していきましょう。

  1. LINE公式アカウントを開設する
  2. LINE友だちを増やす
  3. アカウントを分析してPDCAを繰り返す
  4. 予約、会員証、順番待ちなどの機能を使いこなす

LINE公式アカウントを開設する

まずは、LINE公式アカウントを開設します。

下記のLINE公式サイトにアクセスし、アカウントを開設しましょう。

https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/

出典:LINE for Business

料金プランは、まずは「フリープラン」からはじめて、必要な無料メッセージ通数が増えてきたころにプランをアップグレードするのがおすすめです。

また、2023年6月にLINE公式アカウントのプラン改定が行われるため、今のうちに対策を進めておきましょう。

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LINE友だちを増やす

LINE公式アカウントが開設できたら、友だちの数を増やしていきましょう。

LINEメッセージを配信できるのは「友だち追加」をしてくれたユーザーだけなので、様々な施策を実施していくことが大切です。

  • 受付や店頭に友だち追加用のQRコードを設置する
  • 来店した利用者に直接声かけをおこなう
  • 会計時に会員登録を促す
  • お得なクーポンや回数券などをLINE友だち限定で配布する
  • おまけ:LINE広告を活用する

ほかにも様々な施策があります。ぜひ自店にあう方法を探してみてくださいね。

アカウントを分析してPDCAを回しつづける

友だちの数が増えてきたら、次はリピーターを獲得していくことが重要です。

お得なクーポンの配布、定期的なキャンペーンの開催など、ユーザーが「もう一度利用したい」と思えるような販促施策をおこなっていきましょう。

また、LINE公式アカウントでは過去のメッセージや友だち追加数の推移を分析することができます。

どのようなキャンペーンが効果的だったのか、どんなメッセージがよく開封されているかなど、PDCAを繰り返しながら、根気強く最適な方法を模索していきましょう。

会員証、回数券・会員ランクなどの機能を使いこなす

ある程度アカウントが成長してきたら、LINE公式アカウントに様々な付加価値をつけていくことも非常に有効です。

  • デジタル会員証機能
  • 会員ランク
  • ポイント運用
  • クーポン・回数券

など、LINE活用ツールの導入も検討してみてください。

まとめ:アパレルショップ運営を加速させるならLINE活用がおすすめ

今回は、『アパレルショップ』でLINEを活用するメリットやLINE活用事例、 LINE活用ツールの導入方法をご紹介しました。

お得なクーポンや回数券の発行、デジタル会員証の活用など、「友だち追加」するメリットを用意して、日々の顧客管理コストの削減・より効果的な販促施策につなげてください。

「コストを抑えたLINE活用」や「ファッション・アパレルショップにおけるLINE運用」にご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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