セグメントリッチメニューが直感的に編集可能になりました。

Lメンバーズカードのセグメントリッチメニュー機能に、新たにビジュアルエディタを搭載しました。リッチメニュー画像の上で直接ドラッグ操作するだけでタップ領域の作成・移動・
リサイズが可能になり、専門知識がなくても誰でもかんたんにリッチメニューを編集できるようになりました。

この記事では、アップデートの背景から具体的な操作方法、活用例までを詳しくご紹介します。


そもそもLINEの「リッチメニュー」とは?

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に常時表示されるメニューUIのことです。画像ベースのビジュアルなメニューで、ユーザーがタップするとWebページへの遷移やメッセージの
送信などのアクションが実行されます。

リッチメニューが重要な理由

  • トーク画面を開くたびに目に入るため、最も視認性の高い導線
  • 予約ページ、クーポン、会員証など、主要な機能へワンタップでアクセスできる
  • デザイン次第でブランドイメージの向上にもつながる
  • テキストメッセージと異なり、配信通数を消費しない

つまり、リッチメニューの設計はLINE公式アカウントの運用成果を左右する最重要ポイントのひとつです。


「セグメントリッチメニュー」機能とは?

Lメンバーズカードのセグメントリッチメニュー機能は、会員ランクに応じて異なるリッチメニューを自動で出し分ける機能です。

通常のリッチメニューとの違い

  通常のリッチメニュー セグメントリッチメニュー
表示対象 全ユーザー共通 会員ランク別に出し分け可能
期間設定 手動で切り替え 開始日・終了日を指定して自動切替
優先表示 1種類のみ ランク指定メニューが優先表示
メニュー切り替え 非対応 タップで別のリッチメニューに切替可能

出し分けの仕組み

セグメントリッチメニューは、以下の優先順位で表示されます。

  1. ランク指定メニュー(該当ランクの会員にのみ表示)
  2. 全会員向けの共通メニュー(ランク未指定のデフォルトメニュー)

たとえば「ゴールド会員」に専用メニューを設定した場合、ゴールド会員にはそのメニューが優先的に表示され、それ以外の会員には共通メニューが表示されます。


今回のアップデート内容 ── ビジュアルエディタの搭載

今回の最大のアップデートは、リッチメニューのタップ領域をビジュアルに編集できるエディタの搭載です。

従来の課題

これまでリッチメニューのタップ領域を設定するには、各領域のX座標・Y座標・幅・高さを数値で入力する必要がありました。

従来の設定方法(例)
領域1:X座標 = 0, Y座標 = 0, 幅 = 500, 高さ = 333
領域2:X座標 = 500, Y座標 = 0, 幅 = 500, 高さ = 333
…このような数値を、すべての領域に対して手入力

この方法では画像のどの部分がタップ領域になるのか直感的にわかりづらく、設定ミスが起こりやすいという課題がありました。

アップデート後の操作方法

ビジュアルエディタの搭載により、以下の操作がすべて画像上の直感的な操作で完結します。

1. ドラッグで領域作成

リッチメニュー画像の上でマウスをドラッグするだけで、タップ領域(矩形)を作成できます。座標の手入力は一切不要です。

2. ドラッグで位置移動

作成した領域をドラッグすることで自由に移動できます。デザインに合わせてピクセル単位の位置調整が直感的に行えます。

3. ハンドルでリサイズ

領域の右下に表示されるハンドルをドラッグすることで、サイズの変更が可能です。

4. リアルタイム双方向同期

ビジュアルエディタ上の操作は数値フィールドとリアルタイムに双方向同期されます。画像上でドラッグすれば数値が自動更新され、数値を直接編集すれば画像上の表示も即座に変わります。

ポイント
ビジュアル操作と数値指定を組み合わせられるため、「おおまかな位置はドラッグで決めて、最後に数値で微調整」といった柔軟な編集が可能です。

設定できる3種類のアクション

各タップ領域には、以下の3種類のアクションを設定できます。

1. リンク(URL遷移)

タップすると指定したURLに遷移します。予約ページ、ECサイト、クーポンページなど外部ページへの誘導に最適です。

2. テキスト送信

タップすると指定したテキストがトークに送信されます。自動応答と組み合わせることで、FAQ対応やメニュー表示などに活用できます。

3. リッチメニュー切り替え

タップすると別のセグメントリッチメニューに切り替わります。たとえば「メインメニュー」と「サブメニュー」を用意し、タブのように切り替える運用が可能です。


活用シーン・業種別の具体例

セグメントリッチメニューは、さまざまな業種で活用いただけます。

飲食店の場合

会員ランク リッチメニューの内容
VIP会員 限定コース予約 / VIP専用クーポン / ポイント確認
一般会員 通常予約 / 本日のおすすめ / スタンプカード

美容サロンの場合

会員ランク リッチメニューの内容
プラチナ会員 優先予約 / 限定メニュー / 紹介特典
レギュラー会員 通常予約 / メニュー一覧 / ランクアップ案内

フィットネスジム・レンタルスペースの場合

会員ランク リッチメニューの内容
月額会員 施設予約 / スマートロック解錠 / 回数券
体験会員 体験予約 / 料金プラン / よくある質問

セグメントリッチメニューの設定手順

ビジュアルエディタ搭載後の設定手順をステップでご紹介します。

ステップ1:基本情報の設定

管理画面の「セグメントリッチメニュー」から新規作成を選択し、以下の項目を設定します。

  • 名前 ── 管理用のメニュー名称
  • 有効期間 ── 開始日と終了日(期間限定メニューに対応)
  • メニューバーのテキスト ── トーク画面下部のバーに表示されるテキスト(14文字以内)
  • デフォルト表示 ── トーク画面を開いたときにメニューを自動で展開するかどうか
  • 対象の会員ランク ── 特定ランクに限定する場合に選択(未選択で全会員向け)

ステップ2:リッチメニュー画像のアップロード

リッチメニューに使用する画像をアップロードします。

画像の推奨仕様(LINE公式仕様)
  • 形式:JPEG または PNG
  • 横幅:800〜2,500px
  • アスペクト比:横幅 ÷ 高さ = 1.45 以上
  • ファイルサイズ:1MB以下

ステップ3:ビジュアルエディタでタップ領域を設定

アップロードした画像がエディタに表示されます。画像上でドラッグしてタップ領域を作成し、各領域にアクション(リンク・テキスト・メニュー切替)を設定します。

ステップ4:保存・公開

設定内容を保存すると、対象の会員に自動的にリッチメニューが反映されます。有効期間を設定している場合は、開始日に自動で切り替わります。


よくある質問

Q. リッチメニューの切り替えにタイムラグはありますか?

A. LINE APIを通じて即時反映されます。保存後、数秒〜数十秒程度で対象ユーザーのトーク画面に反映されます。

Q. 会員ランクを設定していない場合はどうなりますか?

A. 会員ランク未指定のメニューは全会員向けの共通メニューとして表示されます。ランク指定メニューが存在する場合、該当ランクの会員にはランク指定メニューが優先表示されます。

Q. リッチメニューの切り替えアクションで、何階層まで設定できますか?

A. 技術的な階層制限はありません。メインメニュー → サブメニュー → さらに別のメニューといった複数階層の切り替えが可能です。

Q. 期間限定メニューの終了後はどうなりますか?

A. 有効期間が終了すると自動的に非表示となり、次に優先度の高いメニュー(共通メニューなど)に切り替わります。


まとめ

今回のアップデートにより、セグメントリッチメニューの設定が大幅にかんたんになりました。

アップデートのポイント
  • ドラッグ&ドロップでタップ領域を直感的に作成・編集
  • ビジュアル操作と数値入力のリアルタイム双方向同期
  • 会員ランク別の出し分けでパーソナライズされた顧客体験を実現
  • 期間設定によるキャンペーンメニューの自動切替にも対応

「リッチメニューの設定が難しそう」と感じていた方も、ぜひこの機会にセグメントリッチメニューをお試しください。